1984年最終モデルのランドクルーザー40が入庫しました。
今も昔も不動の人気を誇るランクル。その人気は国内だけにとどまらず海外でも絶大な人気を誇っております。
ゴツゴツしたとした外装の見た目は最新モデルの美しいデザイン負けないにも雰囲気、風格を醸し出しております。
最近の車はどれも同じに見えてしまう!?というお声はよく耳にします。
最近の車に物足りなさを感じている方には、ぴったりの個体ではないでしょうか。
室内の快適性、運転のしやすさ、安全装備などは最新モデルにまかせて車を運転する楽しさを味わって
みませんか。ステアリングに伝わってくる振動、室内に伝わってくるエンジン音、ギアをチェンジし
操る楽しさを全身で感じることができるのはやはりクラシックカーの醍醐味ではないでしょうか。
機関のエンジンはディーゼルからガソリンエンジンに載せ替えがされております。
クラシックカーはすべてオリジナルでないと・・・
というお声も聞こえてきそうな気もしますが、昨今の排気ガス規制を考えればこの選択は
正しいのではないでしょうか。車は所有してガレージ内に保管しているだけでも満足なことも
あるかもしれません。新しくても古くても乗ってこそ車!という考えもありではないでしょうか。
4.3Lのガソリンエンジンに載せ替えとなっているこの個体はNox・Pm法をクリアしております。
そこのことにより全国何処でも登録することが可能となっております。
現在積まれているエンジンは、おそらくGMの305型エンジンではないかと思われます。
エンジン本体に打刻がなく、前オーナー様も現状にてご購入されておりこの点につきましては
実車確認の推測でございます。
ですがこのランクルはステアリング、シートがオリジナルのまま残っており大変魅力的なポイントです。
特にステアリングは運転する時に常に目に入り常に触れている個所です。ホーンボタンの真ん中にある
「LAND CRUISER」のロゴが目に入るたびに笑みがこぼれてしまうそうな気がします。
そして大径のステアリングは味わい深いところです。
アンティークを表現するpatina(パティナ)という言葉があります。紫外線や酸化による色合いの変化、
その時代のオーナー様を渡り歩き接触により変わる風合いなど作り出すことができない表情のことをいいます。
このランクルも185839km、製造から約34年間使用されてきた歴史があります。金属部のサビやボディーの
色褪せ、室内の使用感などいままでこのランクルが生きてきた証です。そのすべてを含めてこの個体の魅力ではないでしょうか。